両足のスタンスを広げ、腰を低くして、打ち込む監督推奨のティー打撃。広岡は「助けてくれ」と言わんばかりの表情を浮かべていた。トレード移籍以来1軍に帯同していたため、この練習を行うのは初めて。WELCOME TO 阿部2軍! という感じだ。
その慎之助監督、開幕の日の朝、懐かしい数字を目にしていた。体重計に乗ると、数値は91キロを示した。「プロ2年目の時と同じだ」。2軍監督就任2年目、当時よりも20ほど齢を重ねたが、体重は戻した。
実はダイエットを続けている。現役を辞めた当時に100キロを超えていた体重。指導者になって1年を過ごし、運動量が減る中で食事のコントロールもせずにいたら、今年のキャンプイン時には体重が108キロにまで到達していた。
「このままではヤバイ」。就任時から実演で教えることも大事にしているからこそ、このまま太り続けることは、自分の望む教え方もできなくなる…慎之助監督は痩せることを決意した。「キャンプ終了までに95キロ!」。
スマートウォッチを購入して健康管理をスタート。練習中はこれまで以上に選手の様子を様々な角度から見るべく、グラウンド内を動き回った。「1日2万歩」と決め、練習中に達成できなければ、宿舎には歩いて帰った。
食事はきちんと3食食べるが、夜は炭水化物を避け、飲酒も控えた。「気がつくと今は納豆ばっかり食べてるなあ」と笑っていたが、決まった時間にプロテインも摂取。毎日、毎日、同じように歩き、食べて過ごす。同じようにできないと、気持ちが悪いんだという。
そして本当に、95キロでキャンプ終了。そこから「次の目標は90キロだな」と話して、現在に至る。
スポーツ報知公式のインスタグラムには、ファンのみなさんから慎之助監督の痩せた姿に心配の声すら上がっていた。
みなさん、ご心配なく。
2000安打、400本塁打を達成するほどの人というのは、やはりストイックなのだ。決めたことは必ずやり遂げる。シュッとした体で、ますます選手の指導に熱が入りそうだ。(記者コラム)
3/22(月) 18:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210322-03220196-sph-base
あと2年ぐらいやれたんじゃ
吉村は膝がダメだから許してあげて
その当時から足遅かったけど